高田 智仁さん
在校生
森村学園高等部
中学2年次
本プログラムの参加理由を教えてください!
僕がこのプログラムに参加したきっかけは、中学生の頃から漠然と「海外で学んでみたい」という思いを抱いていたことです。英語が周りと比べて多少得意だったこともありましたが、それ以上に、世界の広さを直接体験してみたいという興味や、分野の最先端の国で技術に触れたいという気持ちが強くありました。しかし、海外で学ぶためにはどこかで勇気を出して一歩踏み出す必要があるとも感じていました。
また、チャレンジ・ピリオド(プログラム体験期間)に参加することでただ英語を学ぶのではなく、「英語で学ぶ」という新しい学びのスタイルに触れられたことも大きな理由です。英語はこれまで僕にとって「外国語の勉強」という位置づけが強かったのですが、授業の中で様々なテーマについてディスカッションをしたり、英語を通して異なる考え方や視点を学ぶことで、単なる言語以上の価値を感じるようになり、英語そのものが「知識を広げるためのツール」だと実感しました。この体験によって、「もっとこの環境で多くを学びたい」と感じるようになり、参加への意欲がより強まりました。
さらに、僕は「チャンスは逃すともう戻ってこない」という考えを大切にしています。多くの人が挑戦の機会を「もう少し準備が整ってから」「自信がついてから」と待つことがあるかと思いますが十分な自信がついてから挑戦しようとしても、時が過ぎれば自信がつく前にその機会は去ってしまうかもしれません。だからこそ、未熟さを感じる部分があっても一歩を踏み出そうと考え、このプログラムに参加することを決意しました。
本プログラムでの学び、チャレンジしたことなどを教えてください!
DDPでの学びやチャレンジについて振り返ると、特に英語で論理的な文章を考え、レポートやエッセイとして提出するという部分が大きな挑戦となりました。それまでは、文法や表現に焦点を当てた簡単な内容の文章しか書いたことがなかったため、プログラムでは内容自体をしっかりと考えたうえで英語にしなければならず、その点が非常に難しかったです。しかし、その経験を通じて、英語で自分の意見や考えを簡潔にまとめる力が養われました。最初は苦労しましたが、徐々に自分の考えをしっかりと表現できるようになったことは、大きな成長だと感じています。
授業は受け身ではなく、自分から積極的に発言し、意見を交わすディスカッション形式が多かったことも自分にとって大きな挑戦でした。これにより、自分の意見を持ち、相手にわかりやすく伝える重要性を学びました。単なる知識の受け取りではなく、自分で考えたことを発信し、他の人の考えを取り入れながら自分の考えを深めることができた点は、非常に新鮮で有意義な体験でした。
自己管理については、一日は24時間もあるため時間を効率的に使えば、忙しくてもDDPの勉強に割く時間は確保できると考え、何もしない時間を減らし、休む時はしっかり休んだ上で勉強時間を増やすように心がけました。気分が乗らない時や部活で疲れて寝てしまう時もありましたが、無理せずしっかりと休み、やる気が出た時にまとめて取り組む方法で乗り越えました。この自己管理方法のおかげで、毎週新しい課題が出される中で、クラスのためにしっかりと準備する癖がつき、自然と継続することができました。またクラスで発言できないことに対する不安から、事前に準備をしっかり行うことが習慣化しました。この勉強の習慣はDDPを続けていて得た大きな成果であると考えています。
5年後、10年後の自分を想像してみてください!
5年後、10年後の自分は、自分の語学力や積極性を背景に、挑戦を恐れず、過去の自分なら選ばなかった道を進み続けることで、常に自己成長を追求している人でありたいと思います。僕は情報系の分野に強い興味があり、大学卒業後もその知識をさらに深め、最先端の技術や研究に触れ続けたいと考えています。常に新しいことに挑戦し、経験を積むことで、最終的にはその分野の第一人者の一人として数えられるような人物になりたいと願っています。これは決して簡単な道ではありませんが、挑戦することで得られる成長こそ自分が求めているものであると考えます。
また自分が成長していく中で、「過去の自分ならこんなことはしていなかった」と意識できるような経験を重ねていきたいです。たとえば、より高度な学びに取り組んだり、決断に勇気が必要な挑戦を選んだりすることです。これまでの自分なら安全策を取っていたようなことでも、リスクを恐れず、新しい分野や未開拓の領域に挑戦することで、確実に自分を成長させていきたいと考えています。
DDP在籍生や参加検討中の後輩にアドバイスをお願いします!
在籍生の方へ
課題やクラスは時に非常に大変で、煮詰まってしまうこともあるでしょう。そんな時は、一度その作業から離れてみてください。僕自身、どうしても進まない時に一旦距離を置いて別のことをしてみた結果、再開した時に驚くほどスムーズに作業が進んだ経験があります。どうしようもなくなった時には、一度リセットすることも重要です。
また、皆さんがこのプログラムを通して得ようとしている成果は、簡単には手に入りません。今の自分のプログラムで得た成果を振り返ると、その過程での苦労を思い出します。しかし、それがなければ今の力は得られなかったことも確かです。ここで一つ考えてみてください。「英語力を得るためにした苦労は、今も鮮明に覚えているか?そして、その苦労がなしで今の自分はいるか?」この問いに向き合えば、「苦労は後に残らず、成果だけが残る」ということを実感できると思います。
そして、勉強は持久走によく似ています。走り始めるまではネガティブな感情が先行し、足が重く感じられることもあるでしょう。しかし、適切なペースで走り続ければ、そのうち慣れてきて楽になる瞬間が訪れます。プログラムの課題や学びも同じです。最初は大変でも、続けていくことで得られる感覚や成果は必ずあります。
参加検討中の方へ
もし参加を迷っている理由が「クラスについていけるか心配」「英語力が足りないのではないか」という不安であるなら、ぜひ参加を決断してほしいと思います。特に、英語力に自信がないことを理由にためらっているのであれば、その不安こそが参加するべき理由です。なぜなら、挑戦とは、まだ自信が十分ではない状態で飛び込むからこそ意味があるからです。少しハードルが高いと感じることに果敢に挑むことで、自分の殻を破り、大きな成長につなげられます。
僕自身もプログラムに参加する前には多くの不安を抱えていました。しかし、実際に一歩踏み出してみると、予想以上に多くのことを学び、自分の可能性を広げられる場だと気付きました。難しそうなことにも果敢に挑むことで、大きな成長を実感できる瞬間が必ず訪れます。
さらに、このプログラムの魅力は単に英語を学ぶだけでなく、英語を使って新しい知識や考え方を学ぶことにあります。最初は授業についていくのが難しいと感じるかもしれませんが、その分やりがいも大きく、努力が結果として必ず返ってきます。プログラムで得られる経験やスキルは、将来役に立つはずです。
挑戦をあきらめてしまうのは簡単ですが、一度その扉を開いてみることで、予想もしなかった世界が広がることもあります。不安を乗り越え、思い切って挑戦してみてください。そして、その経験が自分自身の大きな成長や成功につながることを信じて、ぜひ一歩踏み出してください!